鳥海山は太古の昔から幾多の噴火を繰り返し、西鳥海と東鳥海の二つの火山であったものが
一緒にな
り、現在見られるような複式コニ-デ型(円錐状火山)の山容優美な山となった。
山名の由来となった鳥の海は西鳥海の火山湖で、周辺には月山森、扇子森、鍋森などの
火口丘が名残
をとどめている。またU字型に外輪山を廻らす山頂付近は、東鳥海火山が 爆発を起こした時に形成された
ものである。
外輪山にある七高山が鳥海山の最高峰であったが、1801年の噴火で新山に 6mの差を付けられその
座を譲った。
開山は天武天皇の御代に修験者「役小角(えんのおずめ)」により開基されたという。
時として荒れ狂う此の山は、人々に畏敬の念を与え、昔から大物忌ノ神(おおものいみのかみ)
として崇められてきた。
また山頂が海岸から15km(16kmと書いてあるものもあり)しか離れておらず此の山をさらに 特徴的
なものとして、海面にピラミダルな陰を落とす「影鳥海」の異観が見られる。
別名「鳥海富士」、「出羽富士」、「秋田富士」とも呼ばれている。
春になると降り積もった雪が豊富な沢水となり、幾条もの谷を刻んで広い山裾を流れ、その水は
庄内平野の水田を潤す。
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